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腹筋をしても、ぽっこりお腹は凹まない?

お腹が出てきたな・・・・

 

そう思った時に、真っ先に思う事は

 

「腹筋しないと!!」ですよね

 

 

一般的に思いつく腹筋と言えば、この上体起こしの腹筋ですが、この筋トレでは、なかなかお腹は凹みません。

(もちろん、凹む人もいますが)

 

それは何故でしょうか?

 

上部の内臓は、あばら骨に守られていますが、下腹部の内臓は、骨に守られていません。

 

 

骨の代わりに内臓を保護するため、下腹部はもともと脂肪がつきやすい部位でもあります。

 

体脂肪には、内臓脂肪と、皮下脂肪がありますが、女性は、皮下脂肪がつきやすいと言われています。

 

皮下脂肪は、皮膚と筋肉の間につく脂肪

 

女性は、下腹部に子宮があり、皮下脂肪には、体温維持や衝撃からお腹の赤ちゃんの保護するなど、生命をまもるために大切な役割があります。

 

そのために、皮下脂肪は落ちにくい脂肪とも言われています。

 

皮下脂肪は、食べ過ぎや運動不足により蓄積されるので、運動習慣がないと、ぽっこりお腹になってしまうのです。

 

さらに、女性のポッコリお腹の要因として挙げられるのは、筋力低下!

 

ぽっこりお腹を凹ますために、特に大事な筋肉は、内臓を支えるインナーマッスル。

 

このインナーマッスルの筋力が低下すると、下腹部にある内臓を支えきれず、前に突き出てしまいます。

 

インナーマッスルは、日常生活ではあまり使われません。

 

特にお腹周りは、脚や腕に比べても動きが無いため筋力は低下し、脂肪も蓄積しやすいのです。

 

「インナーマッスル」耳にしたことありますよね?

 

内臓を支えるインナーマッスルは、一つではありません。

 

 

1. 上部分を支えるのは横隔膜(しゃっくりのときに震える部分)

2. 下部分を支えるのは骨盤底筋群(骨盤周りにある女性にとっては大事な部分)

3. 前部分が腹横筋(これがぽっこりお腹には特に重要)

4. 後ろ部分は多裂筋(腰とも関係して、姿勢維持に大事)

 

これらが、内臓を支えています。

 

これらの筋肉が衰えてしまうと、伸びきったゴムのようになって内臓を支えきれなくなります。

 

 

一般的な腹筋運動の、「上体起こし」で鍛えるのは、これらのインナーマッスルではなく、腹直筋のみになります。

 

これだけでは、ぽっこりお腹解消は難しいのです。

 

特に女性は、ぽっこりお腹になりやすいと言われていますが、子宮を守ったり、体温維持のために大事な役割も担ってくれている訳です。

 

しかし、そうだといって必要以上の皮下脂肪は不要なはずです。

 

ポッコリお腹を放置していると、見た目だけでなく、骨盤の歪みや、尿漏れ、便秘にもなりやすくなってしまいます。

 

そうなると、余分な水分や老廃物も排出できなかったりして、余分な脂肪がつきやすくなるのです。

 

特に、お尻周りや、お腹など、あまり動かさない部位には脂肪がつきやすくなっていくわけです。

 

負のループですね。

 

インナーマッスルを鍛えて、ぽっこりお腹がへこめば、姿勢が良くなることも期待できます。

 

ぽっこりお腹を凹ます筋トレは、ボディラインだけでなく、体にもいい影響があるのが嬉しい限りです。

 

お腹を意識する呼吸法(ドローイン)なんかも、実はインナーマッスル鍛えるのにお勧めだったりします。

 

下腹部は鍛えにくい筋肉なので、筋トレしても、すぐには効果が出るのは難しい部位ではありますが、少しずつ毎日続けられるインナーマッスルを鍛える習慣をお勧めします。

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