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更年期になると痩せにくい理由

一般的に、更年期は痩せづらいと言われています。

 

確かに、代謝の落ちる更年期世代からは痩せにくくなります

しかし、更年期になると何故痩せにくくなるのか?

  • 食事の量を減らしているのに痩せない
  • 運動をしているのに痩せない

 

そんな更年期世代の声をよく聞きますが

更年期世代とは?

更年期とは閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を指します。

40代に差しかかる頃から卵巣の機能は衰えはじめ、月経の周期も次第に不規則になっていきます。その後、月経が1年以上生理が来ない状態を閉経と言います

日本人女性の平均的な閉経年齢は50.5歳といわれています。

この閉経年齢をはさんだ前後5年をあわせた10年間ですので、45〜55歳頃を、一般に「更年期」と呼んでいます

57才でも、月経のある方もいれば、45歳で閉経される方もいるので、40代、50代は更年期世代と言えます。

 

更年期世代の痩せない理由は3つ

更年期世代の痩せない理由は、大きく3つ考えられます。

  1. ホルモンのバランスの変化
  2. 基礎代謝の低下
  3. 胃腸機能の低下

1、ホルモンバランスの変化

まず1つ目のホルモンバランスの変化とは、女性ホルモン(エストロゲン)が大きくゆらぎながら低下していく変化です。

エストロゲンには内臓脂肪がたまるのを防ぐ働きがあるのですが、更年期には分泌量が減ってしまい、特にお腹周りに脂肪がたまりやすい状態になります。

また、ホルモンバランスの変化により、自律神経が影響を受けることもあります。

自律神経が影響を受けると、イライラや、不眠等、様々な不調が生じ、ストレスから過食に走る人もいます。

 

2、基礎代謝の低下

2つ目は、基礎代謝の低下

基礎代謝とは生命維持のために消費される、必要最小限のエネルギーのことをいいます。基礎代謝は10代をピークに年々減っていきます

つまり20代や30代のときに比べて更年期世代では、何もせずとも消費されるエネルギーが少なくなっているのです。

 

3,胃腸機能の低下

3つ目は、胃腸機能の低下です

年齢とともに、胃腸が弱くなったと感じませんか?

お肉でも、脂身のあるお肉がきつくなってきたというお話しや

お肉を食べたくても、食べると下痢気味になるというお話はよく聞きます

胃腸が元気に働き、食べたものをきちんと消化・吸収することで体は栄養を取り込んでいます。

歳を重ねて胃腸が弱くなったり、食事の量を極端に減らしたりして胃腸の機能を下げてしまうと栄養がうまく取り込めず、カロリーをエネルギーとして使いきれず、ため込むということが起こります

 

食事の量を極端に減らすというのは、更年期世代でなくても避けたい事です

 

これら3つが痩せにくいと言われる所以

 

それならば、どうすればいいのか?

 

心掛けてほしいのがこの5つ

1,太陽の日を浴びる(特に朝のウォーキングで浴びる事がお勧め)

2,楽しみをもつ(時に食べたいスイーツも我慢せずに食べてみるのもOK)

3,メリハリをつけて、動く習慣をつける(時間を決めて集中的に動く時間や、完全にオフ出来る時間をとる)

4,睡眠をしっかりとる(1~3が出来ていると、ぐっすり眠れるようになります)

5,胃腸機能に負担のかけない食事を心掛ける(まずは、しっかりよく噛んで食べる事が大事)

 

当たり前のようで、案外出来ていないこともあります

 

「更年期だから」「歳だから」と自分のことを決めつけてしまってはもったいない!

 

自分の体の不調は意外と生活習慣の偏りの影響を受けているのかも知れません

 

上記5つを実行するのは費用もあまりかかりません。

 

まずは、「できそうかも……」と思ったことから始めてみれば、更年期の痩せにくさの原因から遠ざかる一歩になります。

 

更年期だからと、諦めず、人生100才時代、健康で笑って過ごせる日々を重ねたいですね

 

 

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