太もも、お尻の付け根などによく見られる肌表面の凹凸、オレンジの皮に似ていることから英語では「オレンジピールスキン」と呼ばれるセルライト。
セルライトは、血液やリンパの流れが悪くなり排出できなかった老廃物や余分な水分が脂肪細胞にくっついて肥大化したもの。
日本人女性の80%以上にあると言われていて、女性は、妊娠や出産に備え子宮を守るために、その周りに皮下脂肪をため込みやすいと言われています。
また重力の影響でどうしても下半身に老廃物をため込みやすいというのが、太ももやお尻につきやすい理由です
セルライトとは?
セルライトとは、血液やリンパの流れが悪くなり排出できなかった老廃物や余分な水分が脂肪細胞にくっついて肥大化したものです。
セルライトを放置しておくと、体内の巡りが悪くなり、冷えや代謝の低下につながり、腰痛や肩こりなどの不調も引き起こすとも言われています。
お尻、太もも、腰、二の腕、お腹周りなど、脂肪がつきやすい部分にできやすいと言われています
ボコボコになっている、セルライトを見つけるとゾッとしますよね
このセルライト、見た目の美しさだけでなく、「冷え」の原因のひとつとも考えられ、私たちの健康にまで影響を及ぼす存在です。
このセルライト、実は、2~3年かけてじっくりと肌表面に凹凸として現れてくるということは、あまり知られていません。
仮に今、お肌に凸凹がなくても、着々と「セルライト予備軍」が作られているのです
セルライトはどこで作られているのか?
セルライトはお肌のすぐ下で着々と作られています。
肌組織の表皮(厚さ0.2~0.3mm)、真皮(厚さ1.8~2.0mm)の下、皮下組織にある「脂肪細胞」がベースとなっています。
セルライトは脂肪そのものではないため脂肪除去に効果的な方法がセルライトに効果があるとは限らないのです。
体重の減量ではセルライトを目立ちにくくはなりますが、減量によって皮膚にたるみが生じた場合には逆に目立つことがあります。
これには、脂肪を筋肉に置き換えることで、目立たなくなると言われています。
有酸素運動や筋力トレーニングを定期的に行って筋肉を整えていくと、セルライトを目立たちにくく出来ると言う事であれば、やはり日常的に、ウォーキングや、筋力アップは、習慣にしたいものです。
セルライトが出来る原因
セルライトができる原因として考えられるのは、血液やリンパの流れの悪化。血液やリンパの流れが悪くなるような原因を以下に6つあげています
- 運動不足運動不足で筋肉を使わないと、筋力が衰え、筋肉の役割である血液循環もスムーズにいかなくなります。
- 同じ姿勢を長時間続ける
特に足を組んで座ったり、猫背になったり、悪い姿勢を長時間続けることで筋膜のねじれやゆがみが生じます。筋膜がねじれると、筋肉の動きも制限してしまい、血行が悪くなります。 - 肉中心の食生活
血中コレステロールが増加し、血行不良に陥りやすくなります。 - 喫煙
ニコチンは血管を収縮させるので、血流が悪化します。 - 睡眠不足
消化器系の機能をよい状態で維持できなくなるため、代謝低下につながります。代謝が低下すると、血管が収縮して血流が悪くなります - ストレス
筋膜が緊張状態になり、癒着することで、血流やリンパが滞ります
いかがでしたでしょうか?
ここでも、睡眠不足やストレスが関係しているとは。意外な人も多かったのではないでしょうか?
セルライトが悩みのたねで、思い当たる項目がある人は、改善出来るように心がけて、セルライトが出来にくい身体づくりを目指しましょう