反り腰は、腰痛やポッコリお腹にも繋がるという事はご存じでしょうか?
骨盤が前傾した姿勢による反り腰、無自覚な人も含めて女性には多いと言われています。
何故女性に多いかというと、男性に比べて、一般的に筋力が弱いため。
また、女性は、妊娠や、急激な体重が増加すると、お腹が出た体形に変化します。
このお腹の重みを支えて、前傾に傾いた姿勢を正すために、腰を反らせなければならず、結果的に反り腰になってしまいます。
また、女性は男性とは違って、ヒールの高い靴を履くこともあります。
このヒールの高い靴は、つま先や足の前方に体重がかかりやすくなり、身体が前方に傾きやすくなるので、その姿勢を正すために、反り腰になってしまうのです。
また、反り腰は、加齢による運動不足や、腹筋の力の低下で起こるとも言われています。
腹筋が弱いと、上体を支える力が弱くなり、骨盤は正しい位置を保てず前傾してしまいがちになります。
そうすると上半身が前に倒れないように、無意識のうちに腰を反らしてしまっているのです。
ご自身の姿勢って、意識したことはありますか?
何も意識せず、普段の立ち姿勢を、ご家族やどなたかに、写真を撮ってもらってみてください
ご自身の姿勢は、この画像の中の、どれにあたるでしょうか?
一見、反り腰も猫背よりかは姿勢よく見えますが
背骨のS字カーブは、正常の姿勢を見ても分かるように、多少反ったカーブがあって正常です。
しかし、反り腰は、猫背よりも、カーブ(反り)がきつくなっています。
これは、腰痛に負担がかかって当然ですね
反り腰のセルフチェック方法
1,壁に背面をくっつけて立った時に、腰の部分に簡単に手が通ってしまう
2,仰向けに寝た時に、腰の下に簡単に手が通ってしまう
セルフチェックいかがでしたでしょうか?
反り腰の原因として
1,腹筋が弱い(又は使えていない)
2,背中が常に張っている(頑張りすぎている)
3,座りっぱなしが多い(股関節や太ももの前側が硬い)
などが考えられます。
反り腰では、常に腹筋が伸ばされている状態になっていて、この状態が長く続くと伸びきったゴムのようになってしまい、腹筋が収縮しにくくなってしまうのです。
更に、猫背と、反り腰が合わさったような、スウェイバックという姿勢もあり
これは、もっと姿勢的にも、問題があります
この姿勢の方は、気づかないうちに、脊柱に負担をかけて、筋肉をちゃんと使えず筋力も弱ってしまいがちに・・・
この歪んだ状態が続くと、体形だけでなく、内臓にも負担がかかってしまいます。
反り腰のまま、気づかず生活していると、腹筋が使われないまま、お腹の筋肉は、伸びたゴムのようになってしまい、どんどんお腹に脂肪がたまってしまうという悪循環に。
姿勢が悪いからといって、急には身体に痛みがでるわけではありません。
しかし、気づかないうちに少しずつ、体に影響を及ぼしているのです。
常日頃から、自分の立ち姿勢は、チェックして、ぽっこりお腹にならない筋肉、脊柱を正しいS字ラインを保って、健康と美姿勢を手に入れましょう